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パーキンソン病

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パーキンソン病は、神経内科が扱う代表的な疾患のひとつです。

パーキンソン病は、どんな病気なのでしょう??

 

  • パーキンソン病とは?

身体を柔らかに保つ脳の部分(黒質線条体)が衰えることによって、ドーパミン(身体を柔らかくするホルモン)が減り発症する病態で、誰もがある老化現象のひとつとも言えるでしょう。車に例えれば、サイドブレーキを掛けたままで動いている状態で転倒等の二次災害がなければ寿命を全うすることが出来ます。

 

  • どんな症状が出るの?

手足の振え(振戦)、速やかな足の踏み出しが出来ずつまづく、すり足、自分の上体を追いかけるように足を運ぶ突進歩行、小刻み歩行、瞬きが少なく無表情(仮面様顔貌)、唾液・鼻汁・皮脂分泌過多などがあげられます。

 

  • 治療方法は?

ドーパミン製剤投与により、このサイドブレーキを外してあげるのが基本です。

あとは、ご本人のやる気と意欲を以って行動する!この要領を、リハビリテーションによって習得していきます。

 

  • どんなリハビリ?

起立・歩行・上下肢運動・バランス・言語訓練を行います。徒手による他動運動や自重筋トレ、ボール蹴りやキャッチボール、手工芸などで動きを整えたりします。これらを行うに当たって、前頭葉機能(イメージング&アテンション)を用いて成されることが肝要です!

 


パーキンソン病のリハビリ


パーキンソン病のリハビリは、身体状態に合わせて進めていきます。現在の能力の維持、廃用症候群などの二次性障害の排除が目標となります。

 

生活指導:ご本人、ご家族に対して、「長時間の同一姿勢保持は避ける」等生活指導を行います

ストレッチ体操:体が硬くなりやすいので、大きな動作を伴った動きを出します

関節可動域訓練:関節が硬くなりやすいので、関節を痛みのない範囲で療法士が動かします

筋力増強訓練:廃用性の筋力低下を予防するため筋力トレーニングを行います

姿勢矯正訓練:前かがみの姿勢をとりやすいので、声かけ・調整・体操を行います

バランス訓練:座った姿勢、立った姿勢において、体重を移動させる動きを行います

歩行訓練:声かけ、誘導、平地歩行、狭い場所の歩行、方向転換などを行います。必要に応じて福祉用具の検討をします

起居動作訓練:寝返り、起き上がり、立ち上がり等の基本動作訓練をします

日常生活動作訓練:日常生活の状態を伺い、動作指導・自助具を検討します

家屋環境整備検討:家屋環境を伺い、環境整備指導、自助具を検討します

 

◆口の体操

発生発話練習:大きな声でゆっくり話します

嚥下(飲み込み)訓練:ごっくんと意識して飲込みます

 

なかむらクリニック、通所リハビリ「デイ・なかむら」では、これらパーキンソン病のリハビリ(医療保険、介護保険)を行っています。お気軽に、ご相談下さい

また、同様の症状でお悩みの方は、一度、受診されると良いでしょう

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