リハビリテーション科

リハビリテーション科について

文字通り‘Re’は、「復する」‘Habilitation’は、「日常生活」で、生活復帰を意味します。病や負傷によって失われた身体機能(運動・知覚・言葉・思考能力・視覚・聴覚)を取り戻し、人が個として自活した日常生活を営むことが出来るように。つまり‘normalization’の理念に基づいた形で行われる治療形態です。
※「normalization」の理念:自分の体の中の劣っているところを健常なところで以って包み込み補い、個として自立する方向性を求める意志・気持ち。

リハビリと栄養

当院では、「リハビリ」と「栄養」の関係に着目し、よりリハビリを効果的に進める(「攻めのリハビリ」)ために、管理栄養士、リハビリ療法士、看護師、介護士でなる専門チームにて定期的な評価~アセスメントを行い、低体重の方や体重減がみられる方へ摂取カロリー増、たんぱく質摂取量増の助言や栄養補助食の導入、BMI過多の方への減量対策などを実施しています。

栄養状態の改善、フレイル改善、QOLを最大限に高めるための取組を積極的に行っています。

急性期のリハビリ

発病・受傷した当初の急性期に於いては回復した時に不自由な形に固まってしまわないように良肢位を確保するところから始まります(理学・物理療法)。

回復期~維持期のリハビリ

次の段階では、診察・検査により欠損している部位・機能面を割り出し、その劣っているところに訓練を加え、出来得る限り自然な形に近づけるところまで持って行きます。(理学・物理・言語視聴覚療法)

この段階で自活可能であれば実際の日常生活動作(寝起き・トイレ・着替え・洗面・歯磨き・化粧・入浴・掃除・洗濯・料理・会話 etc)を想定した訓練が行われます。(作業・言語視聴覚療法)

この際、自活に向けて自ら持てる形態・機能に於いて欠ける部位があれば、それを補う道具(補助器具・補装具・人工頭脳・コンピュータ・ロボット etc)をあてがいます。(作業・言語視聴覚療法)

療法の手法:運動・園芸・料理・音楽・絵画・裁縫・書道・工芸 等々あらゆる手段が用いられます。
療法の場:急性期の医療機関(入院リハビリ)→回復期のリハビリ施設・在宅(通所リハビリ・訪問リハビリ)

リハビリ風景

通所リハビリ施設ございます

通所リハビリ「デイ・なかむら」では、脳卒中後遺症・神経筋疾患を中心に、生活期における機能的リハビリテーションを実施しています。

診療予約について

ページトップへ戻る