神経内科について
「この症状、どこの科にかかったら良いのか分からない」
神経内科はそんな時の窓口です
神経内科は、脳・脊髄・末梢神経・筋肉等の疾病・障害を中心に扱う科です。これら神経系の組織は、非常にナイーブな構造・形態を呈しているため、他の臓器の疾患、例えば、肺、心臓、肝臓、腎臓の疾病や糖尿病、高血圧、高脂血症、悪性新生物、風邪のウイルスによる影響、さらには有機溶剤や農薬等の薬物中毒等々、多くの病態から影響を受けます。
それがゆえに、神経内科の診療をする場合、他の臓器の障害等も頭において診ていかなくてはなりません。そもそも身体はひとつであり、心・精神でさえも身体・肉体から切り離せるものではありません。ですから、どの医学の分野でも、精神状態をも含めて身体全体を診ていかなくてはならないことは、言うまでもありませんが、「神経内科」では、このことが特に重要であり強く要求されるところです。