認知症状
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Dementia
‘de’失う ’menz’認知機能
【認知機能に関わる主に知られている脳内ホルモン】
アセチルコリン(集中力)・グルタミン酸(学習能力、好奇心、気もそぞろになる)・
ノルアドレナリン(意欲)・セロトニン(気分高揚、躁状態になる)・
ドーパミン(快感、気が大きくなる)
GABA;γアミノブチリックアシッド(緩和、気持ち~表情が穏やかになる)
進行したdementia状態:
これら複数の(場合によっては全部の)ホルモンの働きが減弱し、無欲の体を成す
〈症状〉何事にも無気力で、自分からは何もしようとしない……
中等度に進んだ状態:
アセチルコリンが減り、他の様々なホルモンが過剰に増えたり、また一部減っている状態
— 脳内ホルモンのバランスが著しく失われている —
〈症状〉
物事に過度に拘り執着する。頑固になる。そのあげく思うようにならないと暴言を吐く、暴力を奮う。同じ言動 を繰り返す(保続)不自然なまでに陽気(多幸症)。取り繕い噓を言う(作話)。周りのことを必要以上に苦にする(被害妄想)。不安な思いに駆られソワソワ、オドオドしている。そのあげく自分の居場所(気持ちの落ち着く場)を求めて彼方此方歩き回る(徘徊)
時間概念の欠落(昼夜逆転)抑制コントロールの欠落(強制泣・強制笑・強制把握…)
極々初期の段階(軽度認知障害;mild cognitive impairment<MCI>):
アセチルコリンがちょっと減り、それを補うべく同じ記憶力のホルモンであるグルタミン酸が過剰に働いている状況
— グルタミン酸過剰 —
— 気もそぞろ状態 —
〈症状〉
何かやっている時に別の事で声を掛けられたりすると、途端に目の前で今やっていたことから離れ忘れ去ってしまう。斯くして手元が狂いがちになり、気持ちがイライラし周囲の人や物に当たる。面倒くさがり屋になるパターンもある。
自分の中に筋の通った物語が設定できず、辻褄の合わない言動が目立つようになる。
本人もそのことを感じ慌てる想いで辻褄合わせに奔走し、言葉が多くなる。
※MCIの段階で診断されますと その進行を遅らせる治療への展開も期待できます。