「肩こり」はあなどれない
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近年、「肩こり」の相談にいらっしゃる方が多くなりました。
スマホの長時間使用や在宅ワークによるものだったり、時代を映しているようにも思われます。
最も多い原因は、変形性頸椎症で、この場合、軽微であれば枕を低くするだけでかなりの改善が得られます。
他方、肩こりは、脳腫瘍、水頭症、慢性硬膜下血腫、脳出血、クモ膜下出血、脳梗塞等の頭蓋内病変の初期症状であることもあります。
視力障害や眼鏡があわないことからくる眼精疲労、中耳炎、蓄膿症、歯肉炎、口内炎、むし歯、入れ歯があわない、顎関節症、咬合不全から生ずることもあれば、胸部大動脈瘤や心筋梗塞等の生命に関わる重大な病気の兆候であることも考慮しておくべきです。
「肩こり」は様々な病態から来る体からのサインです。
それ故、素人判断で放置したり、軽視するのではなく、体からの声を聴き、一度、医師に相談することをおすすめいたします。
